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キャロルとピエロ

20121125キャロル05
まだまだ描くよー

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まとめ【キャロルとピエロ】

まだまだ描くよー

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この後キャロルちゃんがどうなってしまうのか、妄想が止まりませんw

勝利コメントから想像するにこの後デートらしいですが
キャロルちゃん意識ないんでデートになるかどうかw

頭の大きさ、顔の可愛さ、身体のバランス。
それらが合わさって、本当に可愛らしいキャラクターを描きますよね、まくさる太さんは…。
男性キャラも手を抜かずに描写されておりますし、
どれだけでも眺めることができますね〜。
今後も色々な絵を拝見したいです!

>一撃さん
ありがとうございます
一撃さんのコメントにはいつも励まされております
がんばります!

ペイントソフトの力でバランスは簡単に調整できるから便利になりましたね
ツールの力を借りないといけない自分はまだまだ未熟です
アナログで描かれている方々にはいつも頭が下がる思いです
男キャラは描いてて面白いのでついつい描き込んでしまいますw

久々に書いてしまいました

キャロルとジョーカーが激しい戦闘舞踊を繰り広げていた。

強いられた結婚。それから逃れる為には、その男を探し出し、倒すしかない。
探索行を続ける中、キャロルは、その男と関わりが深いジョーカーの存在を知った。
この男の噂は…控えめに言っても最悪に等しいものであった。
冷血、卑劣。
どの様に接触を図るべきか考えあぐねていた所、ジョーカーは自分からコンタクトしてきた。
危険を感じが、他に手は無い。キャロルは誘いに乗った。
その男の所在を問い詰めたキャロルに対してジョーカーはある条件をだした。
それは、ショーでの衣装をまとい自分と勝負して、勝利する事。
理由を問うたが、ジョーカーの返事は

-正義の味方を気取る美少女ヒロインに叩きのめされてみたくてね、

と言った理解に苦しむものだった。

重力が存在しないかの様に、軽やかに空間を上下左右に移動しがら攻撃を続けるキャロル。ジョーカーは関節が存在しないかの様な奇怪な動き、そして様々な奇術で対抗していたが、顔に増えていく痣は、キャロルに翻弄されている事を示していた。
キャロルは大きく股を広げ開脚旋回の要領で立て続けに蹴撃を繰り出した。
先天的に身に付いた柔軟性と瞬発力、超能力と言い換えて良いレベルまで高めらえた気功。
そして後天的に付与した新体操と格闘技の技術。彼女は回転する駒状の凶器と化し、立て続けにジョーカーの脛部に連続して打撃を与えた。
脚にダメージが蓄積したのであろう。ジョーカーの動きが完全に止まった。顔から笑みが消えている。
キャロルは勝利を確信した。
人間離れした容貌と動きは不気味であった。しかし、それを除けば、ごくありふれたチンピラに過ぎない。
「後…一押し」
キャロルは確信すると、ボールを抱えながら飛び上がり、ジョーカーに向けて着地姿勢に入った。
ジョーカーに激突する寸前。大きくボールを振りかぶる。
-レインボーアタック
彼女の得意技だ。これで相手を完全にはKO出来ないだろうが、勝負はほぼ確定する。
-完全に叩きのめすのも可哀そうだし、ここは軽くお灸程度にしておきましょう。
 それは彼女が主演を務める特撮舞台も物語と同じだった。
 物語では悪漢は改心し、正義にひれ伏す。

 大きな間違いだった。ここは舞台ではないのだ。
キャロル必殺の一撃がジョーカーの頭部に激突する寸前。ジョーカーの口元が歪む。笑だ。そして懐から何かの機械を取り出し、ボタンを押した。
同時にジョーカーの姿はその場から消えた。後には、小さな箱が遺されていた。
「え!!」
 驚愕で一瞬思考に空白が生じる。
地面に着地するタイミングがずれ、彼女は姿勢を崩した。
ジョーカーは少し離れた場所で機械をもったまま、軽くダンスを踊っていた。
立体映像と煙幕、そして事前に仕込んだ可動式の舞台を利用しての手品であったが、その時の彼女に気づく余裕は無かった。
箱が爆発し、巨大な物体がキャロルを包んだ。否、弾いた。
物体はジョーカーの顔であった。
受け身もとれず数m弾き飛ばされる。自由落下よりも早い加速で背後の壁に叩きつけられた。
「アグッ!!」
彼女の頭部とコンクリートが激突し、彼女の脳髄に凄まじい衝撃が走る。
直後に全身が激突し、肺から全ての空気が追い出された。
意識が一瞬、彼女の脳から離れ、失神状態に陥った。
だが…
「グッ」
彼女の意識を超えたレベルに刻み込まれた闘う意思は、離れ行く意識を強引に掴み、戦いを強いた。
それは彼女自身が望んだ事でもあった。
遠のく意識を、頭を振って必死に、覚醒させようとする。
「こ、ここで…」
様々な感情が、覚醒したばかりで混乱した彼女の意識を走る。
ジョーカーへの怒り。
-ジョーカー。ヤツは最初から幾つもの罠をしかけていた。
自分への怒り、それにはまった自分の愚かさに。
-ふ、普段私がステージで使っているのと同じ仕掛けに。だ、騙されるなんて…
-まだ…負けない
爆発で生じた粉塵が周囲を覆いキャロルは咳き込んだ。
直後、彼女の動きが急激に鈍くなった
「な、何?」
粉塵の向こうから、ガスマスクを嵌めたジョーカーがおどけた仕草で現れる。
キャロルの周囲をスキップしながら跳ね回る。

-闘わなければ。
立ち上がろうとするキャロルだが、肉体は既にコントロールを失っていた。
「な…何…こ……れ」
ジョーカーは懐から何かを取り出しキャロルの前に突き出した。
滲み始めた視界の中で、キャロルの混濁した意識は数秒してその正体を理解した。
薬品瓶だった。

-ま、麻酔薬?

最初からジョーカーは自分と真剣に闘う意思など無かったのだ。
コイツの狙いは…
彼女の背筋に冷たいものが走る。

-ア…アタ…シ?

逃げなければ。
必死に立ち去ろうとするキャロルの肉体は、その恐怖に応じる事なく、前のめりに倒れた。
肉体と双方へのダメージ。そして薬剤によって麻痺した彼女は肘をつくことも敵わず地面に倒れ伏した。
「ア…ア」

残された全ての力で起き上がろうとする。肘をつき、上半身を起き上がらせる作業がこんなにつらいとは。

ジョーカーは、ビルに据えつけられていた扇風機を稼働させる。風が粉塵を送り出し、周囲は元の空気に戻り始めた。
しかし、キャロルには手遅れであった。
ジョーカーは嬉しそうにハミングしながらキャロルの顔を覗き込む。
キャロルは、今にも閉じそうな重い瞼を開き、それを見つめた。
さぁ、これからこの玩具でどうやって遊ぼうか。
その目はそう語っていた様に思った。
その思いを最後に、彼女の意識は暗黒に包まれていった。

瞼が徐々に閉じていき、瞳は上瞼に吸い込まれていく。
完全に白目になった瞬間、キャロルはうつ伏せに倒れた、その全身から力が抜けた…

ジョーカーは横たわったキャロルを転がした。
抵抗一つなく、弛緩仕切った肉体は、仰向けになる。
ぐったりとしたキャロルを観察する。

頸動脈を振れ、瞳孔を確認した。
そして完全に気絶している事を確認するとジョーカーは爬虫類を思わせる動きでキャロルの服に手を伸ばした。
 濃紺のレオタードと、それを覆う軽金属性と、化学繊維で覆われた衣装。
 それは、美少女と言って良い容貌と肢体を有するキャロルを、非日常的な存在、アメリカンコミックのスーパーヒロインを思わせる外見へと変えた。
 だが、そのスーパーヒロインは今、敵に敗れ、意識を失い、外界のあらゆる刺激にも反応しない昏睡状態に陥っていた。
 軽金属の鎧を剥がすジョーカーの手を振り払う事もなく、昏々と眠り続けている。
 完全に脱力した四肢から靴、グローブを外し放り投げた。
 後、キャロルを覆う衣服はレオタードと、リボンのみ。
 彼女の肢体の見事さを際立たせる、レオタード。
ジョーカーは、キャロルの肢体を眺めていた。
 レオタードから気持ちよく伸びた四肢は力無く投げ出されている
動いているのは、胸郭の辺りのみ。
微かに上下する胸は、彼女が辛うじて呼吸を続けている事を示していた。

ジョーカーはレオタードに肩口に手を伸ばすと、一気にそれをずりおろした。
形の良い乳房が揺れる。
意識の無いキャロルは表情一つ変える事は無く安らかな表情のままだった。
ジョーカーの目が湿り気を帯びていき、その手が乳房に触れた。
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